四年間で学んだこと スーパー問題職員YA 僕が学園に入所したのは、小五の三月、四年前のことでした。 振り返るのは、恥ずかしい気もしますが、本当にいろいろなことが ありました。 小学部の修学旅行は、熱を出して行けませんでした。 中学部では、卓球部に入り、夏期日課で、四十本ダッシュ、腹筋、背筋、 うで立てふせなどをがんばりました。二年の時、初めて出場した試合で 勝ちました。でも二回戦では敗けてしまい、勝つことのむずかしさを 知りました。また、進路についても、ずい分悩み、正月帰省でどうにか 決まりホッとしました。 学園生活は、やはり毎日の生活から考えることが多かったです。 最初に学んだことは、言葉遭いについてです。僕は、ずい分言葉遣いが 悪く、ケンカになったりしました。 また、自分のことを自分でやる大切 もわかりました。 学園に入るまではまかせっきりにしていた、食器洗い、洗濯、掃除など、 こまかい部分にも気がつくようになり、帰省で帰る度に家族が驚き、 ほめててくれました。 人間関係のむずかしさも考えました。僕は自分のことしか考えなくて、 人の気にさわることを言ったり、やったりしてよくケンカをしました。 これは、自分の欠点だなぁとはわかるけれど、先生に言われるとついカッ として、そのことでもよく注意されました。 相手の気持ちを考える、自分のことをきちんと伝える、そして人が頭に くることをしないようにすればいい、というのはわかるけれど、自分で 注意注することはなかかむずかしくて、今でも問題をおこしたりしています。 格好をつけるよりもっと充実した生活を送るためには、もっと心を 広く持ちたいと思っています。 この四年間を冷静になって振り返えると、小さなことにこだわって、自分を 見失なっていたと思います。自分のために有意義に過ごせたとはいえず、 本当に残念で、後悔しています。  これから社会に出て、豊かな生活や人生を送り仕事をうまくやっていく ためには、やはりきちんとした人間関係をつくることが必要だと思います。 寮の先生、学級の先生、クラブの先生から教えてもらったこと、 自分で考えたことが役つといいなぁと思います。  学園でのいろいろな経験をいかして、これからもがんばって いきたいと思います。